左官工事の綺麗な外壁なら谷幸へ!

2021/06/03

東京品川区を拠点に活動している左官集団、谷幸です。弊社には高い技術力と志をもった真の職人が在籍し、少数精鋭のプロ集団として日々お客様の満足を追求しています。

左官工事の魅力のひとつが外壁の仕上げ塗りです。外壁の表面を左官職人が仕上げ塗りをすることで、他のどこにもない味のある外装になります。繊細な模様が描かれていたり、つなぎ目のない美しい壁面に仕上げられていたり、住宅や店舗の顔となる外観が実現します。

そこで今回のコラムでは、弊社が行っている左官職人ならではの外壁工事についてお話しましょう。

 

左官工事とは

外壁のお話の前にまずは左官工事についてお話しします。建物を作る上で欠かせない左官工事ですが、大きく分けると2つの仕事があります。「下地造り」と「仕上げ塗り」です。外壁工事にも関わりますので、簡単に説明しておきましょう。

・下地造り

モルタルなどの材料を使って壁や床の土台の部分を造るのが下地造りです。建物が完成すると、サイディングが貼られていたり、ペンキが塗られているため見えない部分ですが、建物には非常に重要な部分です。

タイルの貼られた玄関なども左官職人が下地造りから手がけています。

・仕上げ塗り

内壁や外壁の表面を、珪藻土や漆喰、土などの材料で塗って仕上げる作業を言います。下地を造ったところに上塗りをする形で行います。

コテを自由に動かして作る壁の模様のことを「パターン」と言いますが、このパターンによる美しい模様は建物に落ち着きと品格を加えることができます。そのためこの仕上げ塗りには芸術性も求められるのです。左官職人の技術が集結していると言っても過言ではありません。

 

左官工事のメリット・デメリット

古くは縄文時代の竪穴式住居にも左官工事の技術が残されており、古来から日本の伝統として受け継がれてきたのが左官職人の技術です。しかし左官職人が減少したことによって一部のハウスメーカーや工務店では左官工事を行わなくても建てられる画一的な住宅を開発しました。そのためさらに左官職人が減り、住宅工事に左官工事がないケースもありました。

しかし、今は左官職人の仕事が見直されています。それは左官工事によって住宅に豊かさを加えることができるからです。

ただし、その反対に左官工事を行うことによるデメリットもあります。そこでこの項目では、左官工事をより知ってもらうためにメリットとデメリットについて紹介します。

メリットは建物に表情を与えることができる上に耐久性もアップ

建物に表情を与える美しいパターンが印象的な左官工事による仕上げ塗りですが、見た目が美しいからという理由だけで行っている訳ではありません。実は建物の壁に下地造りおよび仕上げ塗りを行うのは、壁の耐久性を高める役割もあるのです。

また、壁や床などの仕上げ塗りに使われる素材は、珪藻土や漆喰といった自然素材がほとんどです。これらの素材には有害物質が含まれていません。そのため壁にそうした自然素材のものを使うことで、アレルギーやシックハウス症候群の予防ができるのです。

もちろん左官職人が仕上げる壁はパターンをつけるなどで唯一無二のものになります。住宅や店舗のイメージ、あるいは施工主さんの思いや意向をそのまま表現することができるため、他の人の住宅や店舗とかぶることもないのです。これは既製品の多い壁紙クロスではできません。

 

不備があると対応が困難で、コストがかかるのがデメリット

左官工事のデメリットと言えば、第一にコストがかかることです。すべて左官職人が手作業で行いますので、どうしても施工費が高くなってしまいます。また何層も重ね塗りをし、その度に乾燥させる時間も必要になるため、工期が長くなることも覚えておいて欲しいことです。

塗り壁は頑丈そうに見えますが割れやすく、クラック(ヒビ)が入りやすい特徴があります。大きな地震の後にはたわんでしまうこともあります。また汚れに弱いこともデメリットのひとつです。店舗の内壁は焼肉やタバコの煙などですぐ汚れますし、外壁なら雨の滴などの跡がつくこともあります。海沿いの家の場合は、壁に使う素材によって潮の影響で錆びるケースもあります。

そのためメンテナンスを丁寧に行う必要もあり、ここでもコストがかかってしまいます。左官工事は特殊な手作業で行っているだけに、不備があると元に戻すことは非常に難易度が高くなります。パターンを入れている壁も、フラットな壁面も元に戻すことは難しく、そのため全面を塗り直すこともあります。特に水垢が縦にいく筋もついている場合は部分部分を手直しすることは難しく、塗り直しをおすすめしています。

左官と塗装の違い

左官工事は壁や床に関わる仕事ですが、壁に塗る作業ということで同じように思われがちなのが塗装工事です。しかし、左官工事と塗装工事は材料はもちろん、技術も工法も違います。

塗装工事…液体の塗料を仕上げ材として使い、屋根や外壁などに色をつけていく工事です。近年は内壁に壁紙を使うことが多くなりましたが、塗料を使うこともあります。塗料は主にローラーやハケで塗りますが、スプレーで吹き付ける工法もあります。

左官工事…モルタルや土、珪藻土、漆喰などの壁材を使って、壁や床の下地を造ったり、仕上げをする工事です。左官職人がメインで使う道具はコテですが、場合によってローラーやハケも使います。壁を一度塗ると乾燥するまで時間がかかるため、工期は塗装工事より長くなるのが一般的です。

塗装工事と左官工事の違いを表にまとめましたので、確認してください。

塗装工事 左官工事
 工事の場所  屋根、外壁、内壁など  内壁、外壁、床、バスルーム、玄関など
 材料  塗料(ペンキ)など  モルタル、珪藻土、漆喰、プラスタ、土など
 道具  ローラー、スプレー、ハケなど  コテ、ローラー、ハケ
 作業工程  下地処理→下塗り→上塗り  下地処理→下パテ→上パテ→仕上げ
 工事をするメリット  住宅を紫外線や雨、傷などから守るなど劣化防止が期待できる  吸湿性や放湿性、消臭効果などが期待できる

左官工事でも塗装工事でもローラーやハケは使いますが、塗装工事ではコテは使いません。そのためコテを使っている職人を見たら、その人は左官職人だと一目でわかります。

 

谷幸の技術力

左官職人の仕事はコテを使った手作業による仕上げが最大の特徴です。つまりコテを使った技術で左官職人は評価されることが多いのです。そのため技術の習得に力を注いでいるのが弊社の特徴で、その中で身についた高い技術力こそが谷幸の財産だと思っています。

これまで施工した仕事の中には著名人の住宅や別荘もあり、指名をいただくことも多くなってきました。これも技術力を磨いてきた弊社だからこそだと思っています。

左官というと、技術的にも金額的にもハードルが高いと感じるかもしれませんが、谷幸ではお客様の希望や予算に応じて最適な提案をさせていただいてます。どうぞお気軽にお尋ねください。

 

谷幸のサービスについて詳しくはこちら!

お問い合わせはこちら!

< 前の記事